この記事は、床・壁・家具・インテリアを選ぶ前に、
考え方を整えるためのメモです。
気になり始めたのは、ほんの小さな隙間
子供が生まれて、ハイハイをし始めた頃から、
それまで目に入らなかった場所が、急に気になるようになりました。
そのひとつが、開き戸の、あのわずかな隙間です。
万が一、指を挟んだら。
想像するだけで、こちらの指先まで痛くなる気がしました。
年の近い兄弟がいると、
遊びの勢いで扉を「バシン」と閉めてしまうことがあります。
悪気がないからこそ、止めきれない。
だからこそ、最初に手を入れておきたい場所でした。
目立たなくても、安心できるほうを選ぶ
我が家では、扉の色に合わせた指詰め防止ガードを付けました。
正直、見た目が完璧とは言えません。
でも、あの隙間を見るたびに感じていた不安は、確実に減りました。
今の暮らしにとって、どちらが大事か。
その基準で選んだだけです。
入ってほしくない場所は、言葉で守らない
キッチンにはベビーガードを付けました。
料理中は、熱いものも刃物もあります。
「危ないから入らないで」と声をかけても、
まだ通じる相手ではありません。
それなら、最初から入れないようにする。
そのほうが、こちらの気持ちが落ち着きました。
住まいの中には、
どうしても「今は入らないでほしい場所」があります。
言葉だけで管理しようとしない。
環境で線を引くのも、ひとつの整え方だと思います。
角のある家具には、素直に手を加える
リビングテーブル、ベッド、ダイニングテーブル、TVボード。
見渡すと、角のある家具は思っていた以上に多いものです。
我が家では、そうした家具にクッション材を付けました。
透明な樹脂製のものは、意外と目立ちません。
インテリアとしては、
少し野暮ったく見える瞬間もあります。
でも、走り回る子供を見ていると、
「今はこれでいい」と思えました。
見落としがちな、窓まわりのこと
もうひとつ気になったのが、窓からの転落です。
椅子を引きずってきて、登ってしまう。
想像するだけで、ぞっとします。
大げさなことはしていませんが、
窓まわりにも、できる範囲で対策をしました。
「何も起きない」ための工夫は、
案外、目立たないところにあります。
好きだったものを、いったん手放す選択
実は、お気に入りだった観葉植物も、
子供が一歳半くらいになるまでは撤去していました。
倒したらどうしよう。
土を触ったら。
口に入れてしまったら。
考え出すと、どうしても気になってしまって。
部屋から植物がなくなると、少し寂しい。
でもその分、目を離した瞬間の緊張は、確実に減りました。
代わりに、部屋に増えたもの
その代わり、子供たちとの写真が
インテリアに加わりました。
最初は、とりあえず飾っただけ。
けれど、ふと目に入るたび、気持ちが緩みます。
植物がなくなって静かになった部屋に、
今度は、家族の時間が置かれた。
そんな感覚でした。
完璧じゃなくていい、という安心
家を完璧に安全にすることは、きっとできません。
すべての角も、すべての危険も、消せない。
でも、
特に気になるところ、万が一を想像してしまうところ。
そこだけでも手を入れると、
暮らしの緊張感はずいぶん変わります。
子供はいずれ大きくなります。
ガードやクッションも、ずっと付けたままではありません。
その間だけ、家が少し不格好になる。
でもそれは、
子供と暮らしている時間が、
家にそのまま残っている状態なのかもしれません。
このメモが、次に何かを選ぶときの、
静かな判断材料になればうれしいです。


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